精管の通過障害と不妊

精管とは、精子を体外に出す際に通る管のことです。 精管通過障害は精子形成障害よりは割合が低いですが、男性の不妊症の代表的な原因のひとつとなっています。

精管通過障害には、閉塞性無精子症や逆行性射精などがあります。 閉塞性無精子症とは、精巣では精子が作られているのに精子が体外へ出ることが出来ない状態です。 このままでは射精しても妊娠に至れず、不妊症になってしまいます。

閉塞性無精子症の主な原因は、先天的なものと小児ヘルニアの手術による後遺症だといわれています。 治療は精管のふさがっている部分を手術で除去することですが、手術が難しい場合は、人工授精や体外受精を行なうこともあります。

逆行性射精は、精液が膀胱のほうに行ってしまうことです。 このことで女性の膣内に射精できなくなり、不妊症へとつながります。 性交後の尿検査で、尿中に精子がある場合は逆行性射精の疑いが強いといえます。 逆行性射精には治療法が少なく、先天的な原因が主なので妊娠を望む場合は体外受精が必要となります。

今まで女性、男性それぞれの不妊症の原因となりうるものを紹介してきました。 一般的には女性側に不妊症の原因があると思われがちですが、男性にも原因がある場合が非常に多くなってきています。 どのような障害が不妊症を引き起こすのかを理解して、治療に望むこころが重要だといえるでしょう。

スポンサードリンク

Copyright © 2007 不妊症と不妊治療のすべて. All rights reserved