喫煙と不妊症には、深い関係があります。喫煙は、吸っている人の肺に影響を与えますが、周りにいる非喫煙者にも受動喫煙という形で煙草の煙を吸うことになります。
受動喫煙は、妊婦にとっては胎児に影響を与え、不妊症の人にとっては不妊の原因を強めてしまいます。不妊症の原因である卵子や精子を作る過程で、異常が生じる確率が高くなるのです。
例えば卵子の異常について、受動喫煙をしてしまっている人はそうでない人に比べて2.5倍の正常でない卵子を持っているといわれています。また、精子の数も喫煙者・受動喫煙者は、非喫煙者のおよそ13~17%の精子しか作り出すことができません。
このように、もともと身体に異常がなくとも、喫煙をしていることがもとで不妊症になってしまう可能性もあります。また、喫煙・受動喫煙をしている人が妊娠した場合、生まれる子供が先天的に異常を持っている可能性は喫煙・受動喫煙をしていない人の子供に比べて1.2~1.3倍だといわれています。
つまり、不妊症のカップルが禁煙しないまま治療をして、運よく子供を授かったとしても奇形児である可能性が禁煙しているカップルよりも高いのです。また、人工授精などの不妊症の治療も、禁煙しているカップルの方が効果が出やすいようです。
生まれる子供のことを考え、不妊症の治療にあたるのであれば禁煙は必要となってきます。
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