不妊症には男性、女性の両方に何らかの問題がある場合があります。そのようなとき、両性の検査として代表的なものがフーナーテスト、またはヒューナーテストと呼ばれるものです。日本語では、性交後試験ともいわれています。
フーナーテストは、性交後およそ12時間以内に、子宮頚管粘液とその中の精子を調べる検査です。方法は、性交後に膣内の粘液や子宮頚管粘液などを女性から採取し、子宮頚管粘液の中に精子があるかどうか、またその精子は運動しているかどうかを調べます。
ところが不妊症の人の場合、子宮頚管粘液に不動性精子ばかりが多く見られたり、精子そのものがみられなかったりすることがあります。不動性精子が多く見られると、男性か女性のどちらかが抗精子抗体を持っている疑いがあります。抗精子抗体とは、精子の運動能力を落とす抗体のことです。
不妊症の検査には、抗精子抗体を検査する精子不動化試験という検査もあるので、フーナーテストの結果が思わしくない人はそちらの検査も受ける必要があります。抗精子抗体検査は主に女性を対象に行われ、女性の血液を採取し、その血清に健康な男性の精子を入れて様子を観察します。
これまで見てきたように不妊症の検査にはたくさんの種類があり、ひとつの検査だけで原因を特定するのは困難といえます。不妊症の疑いがある人は時間をかけて様々な検査をし、治療にあたることが望ましいでしょう。
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